今月のあなたの街の材木屋さん

第53回:花尻木材店(大阪市住吉区南住吉)

こんにちは!三平です。

今回の材木屋さんは大阪市住吉区南住吉3-18-6の花尻木材店さんです。お店は閑静な住宅街にあります。少子化にも係らず、付近の小学校、中学校の児童生徒の人数は大阪でも珍しいほど多いと聞きます。道路は碁盤の目に整備され、道に迷う事はありません。

玄関前
↑ 玄関前
応対して下さったのは店主の花尻六雄さんです。三平が一番興味のある、お店のルーツから伺いました。

創業者は現店主六雄さんの実兄、花尻忠夫さんです。花尻忠夫さんは現在椛蜊纐リ材相互市場の社長として大活躍、社長就任以降、相互市場を高収益の優良企業に育て上げた立志伝中の人物、木材業界の有名人です。
その実兄忠夫さんは地元三重県熊野市の中学校を出て大阪の材木屋さん(岩城商店)で修業、昭和39年、25歳の時に住之江区御崎町で独立開業されました。花尻家は9人兄弟、忠夫さんは三男坊、六雄さんはもちろん六男です。六雄さんは昭和17年7月生まれ。地元の木本高校を卒業後、興紀相互銀行木本支店に勤務、その後和歌山本店に移り銀行業務に従事されていました。その六雄さんに転機が訪れました。兄忠夫さんから連絡がきたのです「仕事を手伝って欲しい」と。昭和46年の事です。

花尻社長です
↑ 花尻社長です

六雄さんは銀行を辞めて材木屋に入社しました。「銀行員からの転進。畑違いの仕事で心身ともに疲れました。」この気持は、サラリーマンから材木屋に転職した経験のある三平にも理解できます。「配達、営業、集金・・なんでもこなした。銀行員時代に外交、外回りをやったのでその経験が活きた、が木材はズブの素人、覚えるのに苦労しました。」と花尻さん。

外観(屋上の看板が目立ちます)
↑ 外観(屋上の看板が目立ちます)

花尻木材店は一般建築材、住宅機器類を大工・工務店さんに販売する典型的な仲買さんです。木材の流通業に徹しており、建築業に参入する意志は今のところないそうです。あくまでも地域の大工・工務店さんを大切にして得意先として維持する。大手の得意先はない、気心の知れた昔馴染みばかりだそうです。ところが花尻さんは言います、「みんな年寄ってきた。二代目のいる会社はいいが廃業が目立ってきている。新規開拓をしないとうちも衰退する」と。

倉庫
↑ 倉庫

兄忠夫氏が相互市場の社長に転進、平成14年に代表者に就きました。平成14年〜16年までは忙しかったが去年くらいから住宅の落ち込みがひどい。「難しい時代になった。今の日本、不動産と建築が最悪や。銀行の貸し渋り、貸し剥がしも増えるだろう」と元銀行員らしく分析。

倉庫内(加工機等)
↑ 倉庫内(加工機等)

一般の方、大歓迎です。なんなりとご相談ください。信用できる工務店の紹介もいたします。

花尻六雄さんの信条は「誠実」です。見るからに誠実そうな人柄がにじみ出ています。「毎日こつこつと生きています。便利さが人間をだめにする。機械に使われ精神の疲れがストレスになる。その疲れやストレスを癒してくれるのが木造住宅です」−花尻さんが発する機械文明へのアンチテーゼです。「趣味はあってないようなものですが」と前置きしてカラオケとゴルフを少々。五木ひろし、角川博、湯原昌幸の歌が好きなんですって。

「お客さんの身になって、魂を込めて誠心誠意対応します」この言葉を最後に聞いて、取材を終えました。

花尻さん、長時間ありがとうございました。

花尻木材店

〒558-0041
大阪市住吉区南住吉3-18-6
TEL 06-6695-6000
FAX 06-6695-0555


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