杭打ち工事報告(2012.7.24更新)
仲買会館の現場は今、地盤強化のための杭打ち工事の真っ最中です。杭は3本に分割されたもの(9m+9m+7m)を1本ずつ建て込みながら順に接続させ、全長25mの杭として地中に埋め込みます。
この杭打ち工事は、7月12日頃からスタートして、今週中には完了する予定で、杭打ち工事が完了すると、今度は掘削工事が始まります。 今回は、杭打ち工事の簡単な作業工程を下記に掲載しています。 |
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①まず、杭打ち重機で大きな杭を持ち上げます。 | ②次に、1本目の杭をある程度地中に 埋め、2本目の杭とドッキングさせます。 |
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③そして、2本目の杭も順調に埋め込み・・・ | ④途中、杭で押し出されたセメントミルクが、杭の 中心部に空いた空間からふきだしたりします!! |
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⑤最後に、3本目の杭も取付られて・・・ | ⑥無事25mの地中まで杭が打ち込まれました。 |
この①~⑥までの作業時間は約一時間ほどでした。
次回の現場報告は、8月中旬頃の基礎躯体工事を予定しております。
また、近隣の皆様には引き続きご不便、ご迷惑をおかけしますが、協力の程宜しくお願いいたします<m(__)m>
今回は、堺市での取材です。これまで取材を通じて堺市方面には何度か訪問したことはありましたが、今回は大阪市西区の組合事務所からは高速を利用すると20分前後で到着するので、周りの様子も市内とはそんなに変わりません。
阪神高速住之江出口を降りて、一般道を少し走ると程なくして取材先の奥田材木店さんの倉庫を確認することができました。
それでは、早速、今回の取材先である奥田材木店さんについて、会社の歴史から順にお話しを進めていくことにします。お話をお伺いしたのは、奥田茂雄社長です。
社屋外観 | 事務所内の様子 |
奥田材木店さんは昭和9年に現所在地のほど近く、堺市北半町西1丁3番地で創業されました。創業者は現社長の祖父の奥田篤蔵さんで、酒販売業からの転業ということから、当時は酒桶の材料に利用する木材(国産杉)を販売されていました。
その後、昭和27年には現社名の株式会社奥田材木店へと法人改組され、篤蔵さんの長男 奥田一男さんが2代目社長に就任されました。昭和40年代から、得意先からの要望によりスプルース、ピーラー、米桧、米杉など外材の原木の販売を開始し、また、現在では珍しくなくなったプリント合板の販売を手掛け、まさに時流を捉えてその営業形態は変化していきました。もちろん、一般建築用の木材販売についても、大規模な宗教法人の拝殿をはじめ、店舗や住宅建築などの納材に至るまで、これまで数多くの実績があり、平成7年には宝塚市震災復興住宅に木材、合板、建材、サッシ、家具等を納材するなど、信頼される木材業者として認知されました。
奥田茂雄社長 |
ここで、奥田茂雄社長個人についてのお話をお伺いします。
現社長の奥田茂雄さんは、昭和26年堺市生まれです。地元の小中学校を経て、大鉄高校(現 阪南大学高校)を経て、阪南大学を卒業後、家業である奥田材木店さんに勤務することになりました。入社1年にも満たない頃、父でもある先代、奥田一男さんが社長を辞任され(同時に会長に就任)、弱冠23歳の若さで社長業を担うこととなりましたから、社長としては約40年のキャリアがあり経験豊富です。
趣味は車、ドライブ、クルージング、また同業者の友人との旅行や会食を好む社交的な方です。好きな言葉は「経験は宝」、「去る者は追わず」ということで、取材を通じて、その言葉の意味が含蓄あるものに感じました。
アルミ遮熱断熱材のサンプル |
現在、同社が最も注力していることは、「アルミ遮熱断熱材」の販売です。この断熱材を導入するに至ったきっかけは、提携する設計事務所を通じてアメリカのシアトルで開催された輸入住宅の勉強会に参加したことに始まります。そこで、まだ日本で採用されていない様々な建材について紹介があり、奥田社長は「アルミ遮熱断熱材」の性能の良さに共感され、これから売れる商品であると考え、日本での輸入元となりました。この商品は熱反射性の優れるアルミと、2枚のアルミシートの間に作られた2層のバブル孔の気密による断熱性を合わせて、熱伝導を最小にとどめることを可能にした断熱材で、建築物の壁、天井、床に用いられます。私たちの身の回りの全ての物質、また私たち自身から熱放射が常に起きていますので、この熱放射伝導を最低限にすることが、建物の断熱効果をあげる要因となります。
「アルミ遮熱断熱材は熱放出率が非常に低く、アルミそのものからの放熱量が最小である一方、熱反射性が高いアルミ遮熱材で、隣接する建物からの熱を反射して屋外からの輻射熱の侵入を最小限に抑える効果がある。また、固形物なので、断熱材内での熱移動や湿気の侵入はおこらない。つまり、アルミ遮熱断熱材ほど優秀な断熱材はほかにありません」と商品としての自信を覗かせる奥田社長。同商品は平成24年2月に国土交通省から不燃材料の認定(認定番号 NM-335)を取得したことから、今後益々その需要の拡大が期待されています。
特殊加工にも自信があります |
この商品の輸入を開始したのが、平成17年からで、当時どのように普及すべきか方法を模索されていました。販売方法の一つとして社長が考えたのが、ホームページの開設です。(アルミ遮熱材専門サイト http://www.shanetsu.com/ 木材専門サイト http://okuda-wood.com)ホームページの開設は平成19年5月からで、これにより、インターネットでのアルミ遮熱材のネット販売を開始しました。
インターネットを通じて、売り先は日本全国に広がり、大手ゼネコンや住宅関連以外の業界の方からも問い合わせがあり、その関心の高さを感じました。
奥田社長はアルミ遮熱断熱材のほかにも樹脂性の輸入サッシやセムコと呼ばれる表面仕上げ(フロアコーティング)材の販売も取り組まれています。セムコは下地を選ばずに、床、壁、天井材として利用することができる高性能セメントで、奥田材木店さんは、住宅産業の時流を的確に捉えた、これらの新しい商品開発に日々挑戦されています。
セムコショールーム
(壁はインタゴ仕上げ・床はプリスティン仕上げ) |
最後に自社のPRです。南大阪・堺市を中心とした地域の皆様とこれまで建築資材としての木材、新建材販売、木材加工などを通じて信頼関係を結んできました奥田材木店です。これからは木材だけでなく、住宅建設全般にわたるまで様々な商品やサービスを皆様のご要望に応じて提案させていただきます。どのようなご相談でも対応させていただきますので、よろしくお願いいたします。
奥田社長、長時間の取材にご協力いただき、誠に有難うございました。
株式会社奥田材木店 〒590-0002 堺市堺区砂道町2-1-1 TEL 072-229-9200 FAX 072-229-9201 →会社の詳しい情報はこちら →HPはこちら |
7月2日「大阪木材仲買会館」の工事着工前に、地鎮祭が執り行われました。
地鎮祭は、土木・建築などの起工に先立ち、その土地の神を祭り、工事の無事を祈る儀式で、別名とこしずめの祭り・地祭り・地祝いとも呼ばれています。
当日は組合理事、来賓者をはじめ工事関係者ら約60名が出席、くわ入れなどの神事を執り行って工事の無事を祈願しました。(完成は来年3月予定)
近隣の皆様には、引き続きご不便、ご迷惑をおかけしますが、ご協力の程よろしくお願いいたします<(_ _)>