あなたの街の材木屋さん
 
材木屋さん検索
地域別に検索する
企業名で検索する
今月の材木屋さん
第1回〜第10回

第11回〜第20回

第21回〜第30回

第31回〜第40回

第41回 山内材木店

第42回 吉原材木店

第43回 桐野江製材所

第44回 西尾木材工業所

第45回 株式会社材庄

第46回 谷和東材木店

第47回 喜多木材(株)

第48回 桝谷木材(株)

第49回 西孝材木店

第50回 (株)谷利材木店

第51回〜

商品お問合せ
木の情報リンク集
木のはなし
木材選びの基礎
木材は温暖化防止に貢献
健康によい木のある環境
日本の木材

 

今月のあなたの街の材木屋さん

第42回:株式会社吉原材木店(福島区吉野)


こんにちは!三平です。

今月の「あなたの街の材木屋さん」は大阪市福島区吉野3丁目の(株)吉原材木店さんです。お店はJR環状線野田駅から徒歩数分のところにあり、付近にはまだ戦争前の建物が随所に残っています。昔懐かしい大阪の庶民的な雰囲気が漂っていました。地球温暖化の影響でしょうか永年暖冬に慣れきっていた三平も、取材当日の11年ぶりの大雪には驚きました。でも雪は瑞兆と言います。何かいいことがありそうな予感がしました。

外観
↑ 外観
昨年(平成19年6月20日)施行された悪名高き「改正建築基準法」の余波で木材関係は青息吐息の状況、どこのお店に伺っても「あかん、儲からん。なんかええ話ないか?」のボヤキ節ばかりですが、吉原材木店さんは違っていました。「法改正の影響はほとんど受けていない。逆に去年より売上は伸びている」というのです。土曜日の午前中だというのに設計図面が数枚FAXされてきました。注文のようです。三平もなんとなく元気が出てきました。

事務所内の吉原社長
↑ 事務所内の吉原社長

応対して下さったのは社長の吉原隆さん、四代目の社長さんです。同社は奈良県五條出身の吉原作次郎さん(現社長の曽祖父)が明治30年(1897)に福島区(現在の北港通り沿い。立ち退きのため移転、現在地に移る)で創業しました。ですから業歴100年以上の老舗です。「昭和42年にたまたま道行く人が当店のスケッチを水彩で描いてプレゼントしてくださった」と吉原社長が会社案内の裏表紙を見せて下さいました。昔の材木屋さんの面影を髣髴とさせる水彩画です。

旧本社のスケッチ
↑ 旧本社のスケッチ




吉原材木店さんは一般建築材を大工・工務店さんに販売する典型的な仲買さんですが建売業者に納入する仕事が多い、と吉原社長。内部造作材を主に販売しているそうです。「住宅設備機器類はあまりやりたくない。安すぎて価格競争になるだけやから」。このあたりから吉原社長の経営哲学というか持論が噴出してきました。

倉庫
↑ 倉庫

「木材業界はもっと頭を使うようにしないといけないと思う。商社や工務店の言いなりになっているように見受けられ、きつい言い方かもしれないが、舐められているように感じることも多い。問屋も同罪であると思う。良い顧客は仲買(小売)を飛ばして直接売りに行ってしまう。年間わずか3棟しか施工しない工務店にも問屋が直に売りに行くこともあるのが実情である。まさに現金商売だったらお構いなしの様子。全く節操というものが感じられない。昔のルートがすべて良いとは言わないけれども、もう一度見直してほしい。100年以上続く材木屋より賃貸ビルの一室で営業している新興の設備業者の方が仕入れで優遇されているのは、私としては全く解せないかぎりです。永年培ってきた信用とは一体なんだろうと首を傾げてしまいます。日本を悪くしたのは、ゆとり教育とルートを乱した価格破壊ではないだろうか。」とまで言い切られます。段々熱くなってこられたようですね。もう少し続きます。

「組合運営にとって経験豊かな先輩の意見はもちろん必要であるし尊重するべきであると考えるが、第一線で仕事に携わる若手理事ももっと意見を出して組合運営に活かしてもらうように努めて、組合が組合員事業所の活性化に向けてイニシアチブを取るための改革が必要ではないかと感じます。日本は不動産流通だけが儲かる仕組みになっているように感じますが、国の施策に文句を言う前に業界自身を立て直すことを目指す方が先決ではないだろうか。このままでは国も業界も同じ道をたどるだろうし、弱体化していくばかりだと懸念されます。」吉原社長は業界の現状に対して苦言を呈されていますが、それ以上に木材業界に対する愛情には熱いものを感じました。

倉庫内
↑ 倉庫内

人物紹介が遅れましたが吉原隆社長は昭和33年12月8日生まれ、近畿大学付属高校から近畿大学経営学部に進み、卒業後すぐに家業に就かれました。学生時代は野球部に所属、ポジションはセカンド。趣味はゴルフ、と旅行。信じられないのですが、お酒は下戸だそうです。

木工機械
↑ 木工機械

一般の人大歓迎です。PTAのつながりで地域の人の訪問が多いという。同社の会社案内には「堅実経営・誠実をモットーとし、福島区を拠点に地域に根ざす店として努力してまいります」とあります。その点について「残念なことやけど地域では評判が悪いと思う。毎日10トン車が頻繁に出入りし、荷捌き作業で大混雑、加えて前の道路が通学路。近所には多大な迷惑をかけている。PTAの会長経験者として誠に申し訳ない気分です」と極めて低姿勢。「街中でやる商売ではないのかなあ・・・」の小さな声が聞こえました。

最後に木造・和室文化について質問しました。

住宅の木造・鉄筋にはそれほどこだわっていないが僕達は日本人。畳・内障子のある部屋、最低一つは欲しいね。箪笥に着物がないのと同じで和室がなければ日本人の家ではない。年間200棟以上建てている業者の家、半分以上が和室のない家や。なんか変。日本の伝統・文化をもう一度考え直す時機に来ているのでは・・・。

長時間ありがとうございました。元気の良い発言ばかり、三平も勇気をもらいました。

株式会社吉原材木店

〒553-0006
大阪市福島区吉野3-9-17
TEL 06-6464-2001
FAX 06-6464-2002
大阪木材仲買協同組合
Copyright (C) 2004 大阪木材仲買協同組合 All Rights Reserved.