|
|
  |
こんにちは!三平です。
今回は堺市北区中村町の(有)加藤商店さんです。堺市は昨年政令指定都市に昇格し区制が布かれましたので北区中村町と聞いてもあまり地理的イメージが湧きませんでした。加藤商店さんの事務所は位置的には中央環状線の金岡町を東に進んだ大泉緑地の近辺にあり、昔の高野街道の枝道が付近を通っているまことにのどかな環境に包まれたところです。応対して下さったのは社長の加藤利美さんです。 |

↑ 外観 |
元々、加藤商店さんは大阪市西成区花園町、スーパーイズミヤの東50mほどの地で誕生しました。創業者は現社長の父上加藤利右衛門さん、昭和28年のことです。その後西成区の南津守に移転しました。その地は三宝線(新なにわ筋)のコーナーに位置していました。時代の流れとともに木材業を営むには交通量が激しくなり荷物の出し入れにも難渋、また近所からの苦情も多くなってきたと加藤さん。そこで平成9年、大工さんが来ても木材の刻みが出来て近所のクレームの少ない当地に移転してきたそうです。緑豊かな大泉緑地が借景となっています。法人改組は平成15年です。 |

↑ 事務所にて加藤社長
|
加藤利美さんは昭和24年1月生まれ、58歳。成器高校(現・大阪工芸高校)から関西大学商学部に進み、卒業後は4年間、大阪ミナミのゼネコンで修業、官公庁、設計事務所、OB施主(かつての顧客)を対象に営業活動に従事したあと家業の木材商に就きました。モットーは「あせらず、あわてず、がんばらず」−自然体で目標を達成することだそうです。木材業界の若手経営者の集まり大阪木材青年経営者協議会でも活躍されました。 |

↑ やかたやの外観 |
加藤商店さんは、大工・工務店に木材・建材・住宅設備機器類を販売する、所謂典型的な仲買さんです。ところが、加藤商店さんは同じ仲買さんでも一味違うのです。敷地内に「やかたや」と称する展示室が存在するのです。やかたやは漢字では屋形屋と書きます。すなわち木造住宅の古い呼び名のことです。木材業界では今でも「君とこは屋形屋さんやね」と言えば仲買さんの事を指しているのです。 |

↑ やかたや |
展示室「やかたや」について加藤社長に聞きました。「120%思い入れ、偏見や」と前置きしながら「木材の正しい情報が提供されていないと思った。材木屋が実際に大工・工務店・建築士・一般ユーザーに木を見せなあかん。それがやかたや開設に至った動機や」と話して下さいました。さらに「一番安い家を作ろうと思えば、一番流通量の多い木材を使うことが肝要や。例えば敷居。ニヤトー(南洋桜)という木がある。内地物では桧がある。市場性のある木を使えばよい。そのためにも実際に見て触れて体感してもらう、そんな場としてやかたやを利用してもらいたい」と。 |

↑ やかたや内に吊られたポスター |
「やかたや」の内部には木造住宅のあらゆる部位に使用する木材が展示されています。やかたやの室内の腰板には吉野杉を使用しています。構造材・羽柄材(間柱・根太・タルキ等の準構造材の総称)・屋根材・天井材・床材・階段材はもちろんのこと、銘木類にエクステリア材さらには自然塗料に珪藻土まで展示しています。壁には一般ユーザー向けの木造住宅に関するポスター・パネル類を掲げています。「ポスターには専門用語は極力避けて出来るだけ分りやすい言葉を使っています。これもデザイナーと協力して作成しました」と加藤社長。 |

↑ 羽柄材の展示コーナー |
一般の人は大歓迎です、販売もします。最近は当社のホームページを見て訪問してくる人が多い。皆さん、最初はコーナンなどのホームセンターに行く。そこでは木材の説明できない店員が多く、プレゼンも出来ない。ホームセンターで満足できない人が当社にやってくる。価格で多少もめるが自分は木材のプロとしてのプライドがある。コーナンとは違います、その点をお客に強調しています、と加藤さん。 |

↑ やかたや内の加藤社長 |
木材業界に対して「川上はもっと末端のことを勉強せよ。古い考えが主流だ。川下はもっと川上の事情を考慮して売り方を考えよ。施主が先行してしまい、我々材木屋が遅れてしまった。一部の人を除いて、材木屋はもっと勉強しないとあかん」。
また、一般ユーザーへのメッセージとして「自分たちの身近に立派なエキスパートの材木屋さんがたくさんいる。遠慮なく来て欲しいし、受入れ側ももっと門戸を開放しないと」。 |
加藤社長の趣味で現在はまっているのが西国33箇所巡り。1年で全部回った、3周は巡りたい、と。ところが加藤さんには別の一面があります。「自分は生き方が下手くそ、不器用や。格好よくないとも言える」と謙遜しながら「リタイア後を視野に入れ、今からトレーニングです」と語った内容がまたすごいの一言。
まず、中高年齢者向けのボランティア活動。(財)健康生きがい開発財団・健康生きがいづくりアドバイザーなにわ協議会(愛称・ポラリスなにわ)の幹事がそれです。3月25日(日)の朝日・読売の朝刊に加藤さんの活動内容の一部が写真付で取り上げられました。05年のJR宝塚線脱線事故で奥さんを亡くされた関西大学時代の友人山田冨士雄さんを励ましたのが加藤さん。山田さんと加藤さんは大学時代の落語研究会の仲間と堺市でボランティアの落語会を堺市総合福祉会館で4月14日に開きました。第1回「ぽらりす亭」と呼ばれた落語会は加藤さんがアドバイザーとなり、落語の笑いでもって「もう一度元気に夢を追ってもらいたい」と加藤さんは目を輝かせてイベントについて話して下さいました。
次は加藤商店の事業部にもなっている「ニューライフ事業部」。加藤さんは日本ブライダル連盟の会員で、日本仲人学校のカウンセラーの資格者でもあります。初婚・再婚・年齢を問わず、真剣に結婚を考える人を応援しているそうです。世話好きのおっちゃんに三平はエールを送ります。
団塊世代の加藤社長、三平も同輩です。頑張らずにガンバッテ下さい。長時間ありがとうございました。 |
有限会社加藤商店
〒591-8012
堺市北区中村町95-1
TEL 072-258-3751
FAX 072-258-3750
→会社の詳しい情報はこちら →HPはこちら →お問い合わせはこちら
|
|