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今月のあなたの街の材木屋さん

第3回 : 谷田材木店 (大阪府羽曳野市)

こんにちは
今回で3回目の取材となり、「少しずつ木材のことがわかってきたかな?」と思い込んでいる坪内です。
このコーナーは、木材初心者の私、坪内が街の材木屋さんにお話をお聞きして、みなさんといっしょに勉強していこうというコーナーです。

さて、花粉症の季節がやってまいりましたが、みなさんは大丈夫ですか?
私はかれこれ20年以上も花粉症と付き合っておりますが、
今年は冷夏の影響で例年よりぐっと花粉が少ないようで、
おかげ様で私もいつもの年と比べてかなり楽にすごせています。

実は、この花粉症と材木業界とは密接な関係があります。


放置された森
↑ 放置された森

第二次世界大戦後、焼け野原となった日本では建築ラッシュがありました。
日本中で続々と家が建ち、「我が家を建てる」という事がひとつのステイタスとなりました。

それに伴い、家を建てる為に使われる木材もどんどん伐採され、不足してきます。
もっと木材が欲しい、もっと必要だということで、将来の需要のために全国の山林では伐採された後に、いっせいに、建築に使われるスギやヒノキの苗木が植えられました。

しかし、バブルがはじけるまでは右肩上がりの成長を続けた建築業界も、バブル崩壊後はマンション人気とあいまって、一軒家を建てる人が極端に少なくなり、また、一軒家を建てるとしてもの材木をあまり使わない、安価で短納期なプレハブ住宅に人気が集まるようになります。

海外からも安い木材がどんどん輸入されるようになり、国内の木材は使われなくなってしまいました。

こうして植林された森林は、ほったらかしにされるようになったのです。


人工的に植林された森林は、ちゃんと手入れをしてやる必要があります。
木は狭い場所に密集すると健康に育つことができません。

木は、間引きをして充分な間隔をあけ、下枝を落としてやることによってそこから地面に日の光が当たり、下草が育ち、土地も木も健康になります。

また不要な下枝を落とすことによって、節がなくなり、まっすぐなよい木が育ちます。

手入れの為に間引きした木や、切り落とした枝のことを間伐材といいます。
不要な間伐材を使って割り箸などを作れば地球環境にもやさしいわけですが、このいらない間伐材を使うよりも、外国産の木材のほうが安いのです。

なんだか納得のいかない話ですよね。

手入れが行き届いた森
↑ 手入れが行き届いた森

このようなことから、放置され続けた現在の森林はどんどん荒れて、多くの木が病気になってしまっています。
戦後に植林された全国のスギやヒノキの森も、成長したものの使われることも手入れされることもなかったので、大量の花粉をまき散らし、花粉症を広げる原因となりました。

この現状を多くの人や子供たちに知ってもらう為に「TOKYO木材ネットワーク」さんでは「杉の木太郎の一生」という紙芝居を作られています。

TOKYO木材ネットワーク
http://www.futaba.tv/TMN.htm

「杉の木太郎の一生」
http://www.futaba.tv/TMNkamisibai.htm

と、長々と語ってしまいましたが、この話もほとんど受け売りです。


谷田社長様
↑谷田社長様
今回お伺いさせていただいたのは、羽曳野市にある、谷田木材店様です。

谷田木材店様は、もともとは木材の販売と同時に瓦の製造販売も行っていたそうです。
昭和47年に株式会社ハウジング・タニダを設立し自社での建築も行っておられます。

平成6年に火事で倉庫、事務所が全焼し、現在は倉庫を別の場所に移しておられます。
住宅地で材木屋をやるには、製材のためにでる騒音や、おが屑処理の問題など、いろいろと問題があるみたいですね。

谷田木材店さんのお客さんは、地元の工務店と直接新築やリフォームを行うエンドのお客さんとなります。



谷田木材店様では現在、

・健康志向の住宅
・エコロジーな住宅
・お年寄りにやさしい住宅
・木材にやさしい住宅

などに重点を置いて販売されていますが、最近では特に炭や珪藻土(けいそうど)を使ったエコロジー住宅に力を入れておられるそうです。

土地に炭を混ぜたり、床下に袋詰めの炭を入れたりといったこともされているとか。

ブームになっていますので、炭にはいろいろな効能があることはご存知だと思いますが、土地を掘り返して、炭を混ぜたり、床下や壁に炭を入れると

・住宅に使われる有害な化学物質の吸収
・消臭
・湿気を吸着
・有害電磁波を遮断
・マイナスイオンを発生
・遠赤外線による温熱効果

などの効果があるそうです。

住宅
↑ 谷田木材店様が着手された住宅

古屋再生
↑ 谷田木材店様が手がけられた、古屋の再生

また、最近では古屋の再生に力を入れているそうです。
全国にはまだまだ壊すにはもったいないすばらしい古屋がたくさん残っています。
そういった古屋のよさを活かしながら、住みやすい住宅への再生に力を入れているということです。

最近リフォームされた住宅の写真を見せていただきました。
とても柱や梁が太く、立派な家です。最初は立て直そうかという話もあったそうですが、古い木材を活かしてすばらしい住宅に再生されました。

こういった日本らしさを残した古き良き住宅がなくなってしまうことは、とても悲しいことですからね。

「大手メーカーなどでは対応できない、木材屋としての技術力を活かした商売を続けていきたい」
谷田木材店さんならではのお仕事ではないでしょうか。

谷田社長様、谷田材木店の皆様、どうもありがとうございました。


谷田材木店

〒583-0851
大阪府羽曳野市碓井1-7-8
TEL 0729-57-0238

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