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「あなたの街の材木屋さん」は、材木について全く知識のない私、坪内が街の材木屋さんにお話をお聞きして、みなさんにご紹介させて頂くコーナーです。
今回は、第一回目ということもあり、まずは、街の材木屋さんの仕事についてちょっとだけ勉強してみようと思います。
まず、材木屋さんの仕事って何だと思いますか?
材木屋さんというと、丸太を買ってきて、製材して業者に卸していると思っている人が多いと思います。私もそう思っていました。しかし、現在の大阪の材木屋さんでは、製材は殆ど行っていないそうです。 |
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製材しようと思うととても広い場所が必要な上、製材で起こる騒音やおがくずの処理の問題で、大阪では製材を行っている材木屋さんはごく少ないんだそうです。
じゃあ何をしているの?と聞きたくなりますが、材木屋さんの一番の仕事は、「木材に関する知識と技術」のようです。
木材を一番多く使うのは家を建てるときですが、一言で木材といってもいろいろな場所でいろいろな種類の木材が使われています。
目に触れないところに見た目のきれいな高価な木を使っても意味がありませんし、目立つところに節だらけの木を使ってもいけませんよね。
どこにどんな種類の木材を使えばいいのか?プロの目で見極めて、よい木材を安く仕入れてくるというのが、街の材木屋さんのお仕事になります。
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木材というと、大阪市中央区に「材木町」という場所があるのはご存知ですか?
松屋町筋と中央大通りの交差点の少し南にあります。
大阪城築城の太閤さん(豊臣秀吉)の時代、現在の阪神高速の下を流れる東横堀川から材木を荷揚げする場所があり多くの材木屋が軒を連ねていたこの場所が材木町と名づけられたそうです。
昔は数十軒の材木屋があったそうですが、現在はわずかに二軒のみ。
その材木町にあり、いわば生粋の材木商である「そげ重商店」様が今回の取材先です。
なんと、大阪で一番古い、材木屋さんだそうです。
そげ重商店当主の大岡次郎さんにお話をお聞きしました。
大岡さんは大阪の歴史にも深い造詣があり、実はここまでの話はすべて大岡さんの受け売りです。
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創業は元禄元年(1688年)。
なんと300年以上の歴史があります。
創業者の枌屋重兵衛(そげやじゅうべえ)さんが、水の都といわれた大阪の、一番最初の運河である東横堀川の舟運の便を利用して諸国から木材を集め、この材木町で販売をしたのが始まりだそうで、社名の「そげ重」はそこからきています。
現在の、歴史を感じる社屋の佇まいも昭和25年に建てられたものだそうです。 |
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歴史があるだけに、今まで手がけられたお仕事も
・大和郡山城追手門や櫓(やぐら)
・福知山城天守閣
・天誅組旗揚げの地 桜井寺
など有名どころがずらり・・・
現在のお仕事としては、やはり大半が建築関係だそうですが、建築といっても建売住宅などの木材は扱わず、その高い知識と技術力で、一軒一軒丁寧に販売していくのを得意とされているそうです。
最近は木材をあまり使わない建物も多くなってきましたが、儲けるばかりが商売ではないという信念のもと
・人に親しい木材
・自然に溶け込む木材
・都の中に生きる木材
・名所旧跡として残る木材
を販売していきたいと熱く語っていただきました。 |
生粋の材木屋さんということもあるのかもしれませんが、言葉の端々に木に対する愛情をとても深く感じました。今後の抱負をお聞きしたところ、現在の社屋を建てられた先代が亡くなるときに、「この建物を壊すときは俺がびっくりするような建物を建てろ」という遺言を残されたそうで、「先代が驚くような建物を建てます」とおっしゃられました。
大岡さんには、そのほかにもたくさんのとても面白いお話を聞かせていただきました。
ここにすべて書けないのが残念です。
私も改めて木の温かさを感じることができた取材でした。
大岡様、そげ重商店のみなさまどうもありがとうございました。 |
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株式会社そげ重商店
〒540-0010
大阪市中央区材木町1−16
TEL 06-6941-4026
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