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外観
日本の伝統的な素材感を出す為、外壁サイディングには焼杉と左官コテ模様をとり入れ、妻面には弁柄色塗りとした。
「これからのおばあちゃんの家」

■会社名(組合員番号) 有限会社今井材木店 (3402)
■担当者氏名

今井 元一

■連絡先住所 〒660-0815
尼崎市杭瀬北新町2-2-1
■連絡先 TEL:06-6489-3321
  FAX:06-6488-7194
■住宅所在地 奈良県生駒郡
■完工年月日 平成19年1月8日

■設計事務所

八光システム株式会社
■施工会社 悠プランニング
■総費用 2,300万円




施工の動機

若い施主夫婦の希望は、田舎のおばあちゃんの家だった。私自身田舎の伝統的な農家型民家で育った事もあり、その言葉に強い興味を持った。
家の中に廊下はなく、障子といった間仕切で区切ることにより、その必要に応じたスペースの使い方が可能であったり、家を支えている柱や梁をそのまま表し、木が持っている力強さであったり、温もりややさしさといった表情を常に感じ取る事ができた。家のまわりで土いじりをし、作業に疲れたら家の中まで上らなくでも、土間や縁側で土足のままで休憩できた。又、そこが近所の人とのコミュニケーションの場所でもあった。
そんな民家型生活スタイルを望む施主の年齢とのギャップにも驚かされたが、その考え方には共感できる事がたくさんあった。いつしか民家型生活スタイルの考え方を持ちながら、現代の快適性もあわせもつ「これからのおばあちゃんの家」を目指すようになっていった。

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リビング
床・天井は杉無垢材の表わしとし、扉は全て木製の引戸とした。中央に掘りごたつを設け、畳部分には収納スペースを確保した。また、階段下の床板も取りはずせるようになっており、ここにも収納スペースがある。




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1階 和室
民家型の田の字プランにし、障子を開けるとフルオープンな空間となる。

設計のポイント

プラン的には伝統的な民家の特徴である間仕切りがフレキシブルに様々な場面で対応可能になる事。又、外部との交わりもフレキシブルにできる土間的空間を設ける事を優先した。
例えば、1階の玄関、和室、リビング等は、障子や框戸で仕切られるが、全てを引き込む事ができ、フルオープンにも、部分的に間仕切る事もできる。同様に、2階についても洋室の引戸を開放すれば、書斎コーナーと一体として使用する事ができ、反対に家族が増えた時の為に洋室は中央で間仕切れる様にもなっている。
仕上げ的には、やはり素材がそのままわかる仕上げを多用し、経年変化を楽しめるようにした。しかし、やはり大きな特徴は民家らしく構造材をそのまま見せ、床、天井に無垢の杉板を使って木材のやわらかさや、やさしさ、強さをそのまま見せている事である。外観は現代の生活に合う様にサイディング材の通気工法を採用したが、焼杉、コテ模様、べんから色が日本独特の伝統を感じさせている。


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